Q お湯はどの位の温度になりますか?
設置場所がどの 地域か、その地域での日射量がどの位か、夏か冬か等の季節、快晴か曇り か等の条件によって、得られる湯温が違ってきます。一般的には冬の快晴日ですと入れた水の温度から25℃~30℃以上上昇 し、夏の快晴日には入水温度から、30℃~35℃以上上昇したお湯が得ら れます。(冬では40℃夏では70℃近くのお湯が得られます。)

Q 太陽熱温水器の設置場所はどの様なところが良いのですか?
日当たりの良い南向きで傾斜角が、40度位が一番効率の良い設置場所になります。これは、太陽から集熱器に垂直入射がもっとも効率が良いので、南中高度が低くなる冬場にもっとも効率が良くなる角度を基準としております。尚、西向き、東向きの設置の場合は効率が30%位低くなります。

Q 凍結の心配は有りませんか?
零下何度くらい まで下がるかによって違いが有りますが、-5℃位の地域で使用されています。温水器本体については、真空管を使用しているので凍結しません。凍結部分としては給水栓から温水器の上り配管が凍結する恐れがありますので、寒冷地では保温や凍結防止ヒーターをつける必要があると思います。

Q 雪が積もったらどうなりますか?
雪が積もっているうちは日があたらないので、集熱しません。ガラス管の積雪耐加重については、400kg/㎡ありますので壊れる心配はありません。

Q ガラス管の構造はどうなっているのですか?
ガラス管は二重構造になっており、内面のガラスと外面のガラスの隙間が真空になっています。
構造図はこちら

Q 真空漏れはありませんか?
以前、他社製の多くの真空ガラス管は、単層ガラス管内面全体が真空になっており、シール材によって真空を保持していましたが、経年劣化によって真空漏れが多々発生していたと聞いています。本真空二重ガラス管はガラスの製造工程で真空をシールしているので、ガラスが割れない限り真空が漏れることはありません。

Q ガラス管は割れませんか?
ガラス管は、直径30mm(約110g)の鋼球を高さ450mmから落下させる衝撃試験でも割れませんので、自然災害で割れることはまずありません。

Q 耐用年数は何年ですか?
耐用年数は、15年です。

Q MAX200℃とはどういう意味ですか?
200℃とは、太陽光から集熱した熱で、ガラス管内表面の温度が200℃まで上がるという意味です。当然ながら大気圧中の水は100℃で沸騰しますので、水が200℃になる訳ではありません。200℃に加熱できるのは、空気や油のような場合です。

Q どのようなメンテナンスが必要ですか?
(サナース)基本的にメンテナンスは必要ありません。可能であればガラス管が汚れている場合に布でふき掃除する方が良いですが、通常は雨でほとんどの汚れは落ちるので、必須ではありません。
(ソラリス/ソルテック)不凍液を循環させるので、3年に1度不凍液の交換が必要になります。

Q 温水器の水は飲めますか?
温水器には無害な材質を 使っていますが、お湯はなるべく飲まないようにしてください。