吸着式冷凍機は低温排熱(60℃~80℃) を利用して冷水(5℃~15℃) を作り出すことが可能です。
そして、この低温排熱に弊社の太陽熱集熱器「ソラリス」を設置して得られる太陽熱エネルギーを使うことで、冷水を造りだして冷房に利用します。
これらの自然エネルギーを
利用した冷房システムの導入を、吸収式・吸着式冷凍機メーカーと協力して進めております。
通常では電力を用いた空調装置としての冷房がありますが、それに変わり吸着式冷凍機用いることで、熱エネルギーを利用して、温水から冷水を作り冷房に利用することが可能となります。
ここで、更なる省エネルギーとCO2 排出量の低減を図り、再生可能エネルギーを用いて熱エネルギーを補うべく、太陽熱集熱器「ソラリス」にて集熱した熱エネルギーを吸着式冷凍機と組み合わせることで、究極の冷房装置の実現が可能となります。
※吸着式冷凍機は前川製作所製です |
※画像をクリックすると拡大図が表示されます
フロー図にある吸着式冷凍機の拡大図に示すように、「ソラリス」にて集熱し温められた
温水は、一方の吸着熱交換器( 吸着材) を乾燥させるために使用されます。
もう一方の吸着熱交換器は、水の気化( 蒸発潜熱) により冷水を冷却した際に生じる水蒸気を吸収し、冷媒
の気化を促します。また、水蒸気を吸着した際に発生する吸着熱は冷却塔からの冷却水で熱
除去されます。
ただし、太陽熱集熱器にて集熱可能な熱量は天候・時間帯により左右されるため、補助熱源としてボイラーを設置し、必要な温水温度の調整を行います。 |
|
|